番号盗用、不払残業の話など

2週間ほど前に、ふかくにも「番号盗用」されてしまった。誰かが、私のデビットカード番号を使って、大手スーパーのオンラインサイトで260ポンド(4万円)ほどの買物をしようとしたらしい。しかし、未遂に終わった。というのも、犯人が決済しようとした瞬間に、カード発行元(サンタンダーズ銀行)から私のiPhoneにテキストメッセージが届き「この買物をした覚えがないならNを押してくれ」という。Nを押したら、自動的にサンタンダーズのセキュリティ担当に電話がつながり、誰かがあなたのカード番号を不正に使おうとした、という。当該カードは即座に使用停止、新しいカードを一週間以内に届ける(3日後には届いた)、ということで落着。
いったいどこで番号(セキュリティコード3桁も含めて)を盗まれたのか未だによくわからないし、銀行も犯人については何も教えてくれなかったが、どこかで巧妙にスキミングされたのだろう。少額の盗用を繰り返すのも最新の手口らしい。
まぁそもそも二段階認証ではじいてくれたら済む話だったのにという素朴な疑問は残るものの、こんなに迅速な対応に接したのは、この国では初めてのこと。まともな会社もあるんだ・へぇ〜と思ったのも束の間、調べてみると、この銀行は外資(英国資本ではない)の多国籍企業だね^^。
そういえば、英国人が「英国発・英国製」と誇るものには、実は他国製というものがけっこうある。最近では、囲碁の世界チャンピオンを破った「アルファ碁」。「ケンブリッジ発」などと聞くが、ひとりの天才の手(頭)によるもので、彼の父親はキプロス人、母親はシンガポール人。ケンブリッジをぶっちぎりの成績で卒業したらしいが、アルファ碁との接点はなし。ロンドンで神経心理も学んだというが、アルファ碁につながる技能霊感が得られたのは、おそらくアメリカ研修中のことだろう。

ところで、直下の別の案件(30分で済むボイラー修理に10日ほどかかった件)を、他国(ボスニア)人に話したら、欧州ではどこもそうだ(ドイツを除いて^^)という応答だった。で、こういう話をすると、だいたいそのあとに、「日本人のようなわけにはいかない、日本人はよく働くからね」という皮肉がおまけで返ってくる。ときには、不払い残業の話を持ち出して、あたかも日本が「人権後進国」であるかのような話をする輩もいる。不当労働行為は、多かれ少なかれ、どの国にも存在する問題だろうと思うのだが、ことさらに日本を目の敵にするのは、まぁやっぱり、羨望(ねたみ)なんだろうかね^^。
ただ、気になるのは、彼らが語る日本批判(悪口)の元ネタはだいたい日本人自身から仕入れたものらしいこと。日本人じしんが「日本はひどい(日本死ね)」とわめきちらすので、彼らはそれを真に受けて、日本のことをひどい国だと信じきっているふしがある。先のボスニア人も、日本人の「ドクター」から入れ知恵をされたらしく、えらそうに鼻で笑いながら日本をけなすものだから、労働時間の公式数値を示して「おまえはバカか・日本では医者は金さえあれば誰にでもなれる商売だ」と言い返してやった(ら、また数少ない友人をひとりなくしたようだ^^)。
蛇足ながら、さいきん日本でも話題になっているらしい「Japan’s Secret Shame(知られざる日本の恥)」。BBC制作のドキュメンタリー?番組で、TBSの元ワシントン支局長がレイプで告訴された(が不起訴になった)一件を追跡したもの。これも同じおもむきのように感じた。