好漢は太く短く

知人がとつぜんに亡くなった。IT資格指導の専門家。数年前にも、元IT技術者の知人が突然死したが、その人の場合は、「血圧200超」と自嘲しながらロングピースを吸い、酒宴となれば朝まで呑み通す人だった。今回の彼はタバコもやらず、酒も適度に制御できる人。ただ、二人に共通するのは、若い頃のがむしゃらな働きぶりと、歳をとっても寸暇を惜しんで遊びにも興じていたイメージ。いずれも循環器系の発作が死因だろう。医師によると、日本人に多いSAP(spasmodic angina pectoris)等には薬の常用も有効だが、まず「気の持ち様」が大切とのこと。身近なところから隣国まで、うっとおしい嘘の数々に呆れ怒ることをやめて、おだやかに、細く長く生きたいものだ。

彼の急逝にともない、彼がやり残した科目の代講をすることになった。まぁ残り4回ほど、内容的には月並みの単元ばかりが並ぶおなじみのコースなのだけれど、資格対策講座では、なにはともあれ、長い問題文をまず読む必要がある。お世辞にも「美文」とは言えない(テニヲハがおかしい)文章にでくわすと、ちょっと疲れることもある^^。  

今学期は、別の人の分も含めて「代講」が3コマ。加えて、受講登録者が実習室定員を超えたために講義形式を急遽に変更せねばならなくなった科目が2コマ(まぁ、甘い成績評価をしてきたことのツケだけれど)。さらに(毎年恒例とはいえ)今年はなぜか受講者が20名近くになった英語講義とあわせて、一週間まるごと、授業準備に追われている。まぁ、授業準備以外のことは年明けまでお預けと決めたので、もうひとつくらいの代講は大丈夫だけどね^^。  

英語講義では、交換留学生を相手にして、あいかわらず、悲観的な日本経済論をカタっているのだが(国際競争力低下、要素価格均等化、少子高齢などの外圧により生じた「悪循環」は経済政策でどうにかするのはむずかしい、といったような話)、実は、学期はじめ(一年のあいだ日本を離れて帰国した直後)には、ちょっと不安だったのだ。一年ぶりの日本では、いわゆる「リフレ派」の書物が書店に山積み、アベノミクスの成果を実証した学術書なども出版されているようで、私の話はすでに時代遅れかと・・・^^。まぁ、そんなことはないとすぐにわかったのだけれど、実は英国でも、たとえば「野口」より「高橋」のほうが、「経済学者」としての知名度は圧倒的に高かったのだ。おかしな話。