Rstudioサーバの学内設置

コロナのおかげで、昨年度は演習(ゼミ)を除くすべての担当科目が「遠隔講義」となった。

いちばん苦心したのは実習の(R もしくは Python を使ってデータ分析を行う)部分で、学内のPC実習室が利用できない以上、学外のクラウド・サービスに頼らざるを得なかった。
R については Rstudio Cloud を、Pythonについては Colaboratory を使ったが、おそらく、世界中のデータ分析講座がこのふたつのクラウドサービスに集中したのではないだろうか。他大学では「ユーザ登録でつまづく受講生が多発してパニック」という噂も聞いたが、本学では大半の受講生は問題なくユーザ登録を済ませて、その後も使いこなせていたようだった。

ところが・・・である。特に受講者多数の科目で利用していた Rstudio Cloud が、夏にとつぜん有料化されてしまった(機に乗じて、あまりに露骨な・・・)。アカデミック料金を問い合わせると、教員1名+学生80名の半年講義で$2490(27万円)とのこと(無料版も継続されるが、1ヶ月に15時間以内という、ひどい利用制限がかかることになった)。

これはもう使えそうにない、ということで思いついたのが、学内にRstudioサーバを設置することである。思いついたすぐあとに、これは、非常時での遠隔講義のみならず、平時にもとても有意義なことだと気づいた。たとえば・・・

  • 学生ひとりひとりが、自分独自の作業環境を構築して、いつでもどこからでも(自宅からでもスマホからでも)自由に、R/Rstudio を利用できる。
  • 管理サイドでも、日進月歩に進化するさまざまなパッケージを随時に取り入れることができるし、学生個々の学習活動の記録(ログ)等を参照することもできる。

というわけで、さっそくに趣意書を作成して関連所管に提出したのが、昨年の夏。ようやく、来る春学期から運用開始の運びとなる(はず)。

この一週間ほどのあいだ、ネットを検索したりエンジニアに相談したりして、リバース・プロクシとか、ディレクトリサービスとの連携とか、ロードバランサーを使うTLS暗号化とか、私自身もこの筋の語彙がすこし増えた(この歳でこの系統のボキャブラリを増やしてもね・・・^^)。